リサイクルについて

産業廃棄物のリサイクルをご検討されているお客様に、
リサイクルを行うメリットや、依頼手順について記載させていただきます。

日本における産業廃棄物の総排出量は、2019年度で約37万9753トンであり、そのうちの20%がリサイクルされており、
諸外国と比較した際の、日本のリサイクル率は低いとされています。

OECD加盟国(ヨーロッパを中心に、アメリカ、日本を含む35か国の先進国が加盟する国際機関)でも、リサイクル率の順位は下から5位となります。日本は他国に比べ、土地が少ないため埋立が難しいという事から廃棄物の焼却が中心となっており、今後は焼却ではなくリサイクルを中心にしていこうといった取り組みが行われています。

ごみ総出量の約30%は、事業系のごみとなっていますので、
企業によるリサイクルの取り組みについては、消費者が企業を判断する上での重要なファクターとなります。

SDGs12「つくる責任つかう責任」にもあるとおり、生産者も商品を開発する中で、地球環境や人間の健康を守るための責任があることが言及されています。最悪、廃棄物を適切に処理せずトラブルが発生した場合、コンプライアンスを十分に果たしていない事業者として社会的な評価を落としかねないリスクを抱えているという事となります。反対にリサイクルに取り組む事業者は「環境問題に真剣に取り組んでいる企業」としてのイメージアップを図る事ができるため、リサイクルを積極的に行い環境問題の取り組みを進める事業者様は増えつつあります。

「ごみの分別作業などでコストが上がってしまう」と懸念される方も多くいらっしゃると想います。実際回収業者に全てを依頼すれば処理コストもあがるかもしれません。ですが、廃棄物処理の見直しは、有価物化(経済上、他人に有償で売却できる価値のあるもの)することができる場合があります。金属くず・廃油・廃プラスチックなど他業種で資源となるものがあればコスト削減にも繋がりますので、
もし廃棄物に関する事でお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。

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